熱中症で死亡 今夏50人に
7月27日 17時46分
ことし、熱中症とみられる症状で病院に運ばれた人は、これまでに1万人を超え、死亡した人が少なくとも50人に上ることが分かりました。
来月上旬にかけて厳しい暑さが続くと見込まれることから、総務省消防庁などでは、熱中症への対策を徹底するよう呼びかけています。
総務省消防庁によりますと、ことしに入って、今月22日までに、熱中症とみられる症状で病院に運ばれた人は、1万1116人に上っています。
熱中症とみられる症状で亡くなった人について、NHKが消防や警察に取材したところ、4月下旬から今月27日までに、29の都道府県で少なくとも50人に上ることが分かりました。
亡くなった人の年齢を見ると、全体の4分の3に当たる74%が65歳以上で、暑さを感じにくく、汗をかいて体を冷やすのが苦手な高齢者に被害が集中していました。
亡くなった場所や状況を見ると、自宅などの屋内が22人、畑や路上などの屋外が20人、農業用ハウスの中が4人などで、屋外では草取りや農作業中に亡くなった人が最も多く、屋内ではエアコンがなかったり使用していなかったりしたケースが目立ちました。
また、各地で梅雨明けした7月17日からの3日間だけで、全体の40%を超える22人が死亡していました。
来月上旬にかけて厳しい暑さが続き、各地で夜も気温が25度を下回らない熱帯夜となると予想されることから、消防庁などでは、昼夜、屋内外を問わず、熱中症への対策を徹底するよう呼びかけています。
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